地下室の地盤はこうして見極める

 東京の城西地区に地下室を作る場合、地下の土質は関東ローム層といわれる赤土の場合がほとんどです。

 標準的な地盤は表層の1mくらいまでが黒土、その下に5mぐらいまで関東ローム層、その下3mぐらいが粘土質でその下に礫層があります。
 土の呼び方はその大きさによって小粒の石を礫、0.05mm以上を砂、0.05〜0.005mmをシルト、0.005mmより小さいものを粘土といいます。右の方へと地球の自然活動により、より細かくなってゆきました。

 関東ローム層は粘土とシルト、それに砂がまじった保水性と浸透性を持った土です。
 地下室を掘る深さは3mから4mぐらいがほとんどですので、城西地区の地下室は関東ローム層の中に立地するといっていいと思われます。
 関東ローム層はその形成された順に箱根火山や古富士火山、富士火山の火山灰が積もったもので上から立川ローム、武蔵野ローム、小末吉ロームといわれています。

○関東ロームの種類と分布

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○断面図

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 ローム層はすまいを立てるには良い層です。実際に計って見ますと1平米当たり10トンの地反力を持っています。安全率を倍見ても5トンの重さに耐えられます。それほど強度のある土なので基礎や耐圧盤の下に2m以上ローム層があれば安定した地盤と見てとれます。
 ただし、ローム層の堆積している間に気象変動等で柔らかい層が混じってしまった場合は厚密沈下を起こすなど問題があるのでその下の固い地盤まで改良工事が必要です。

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 また、地下室が基礎の面積の半分くらいのときは、それぞれ接している地盤の地反力が大きく変るとき不等沈下を起こしますので、同じ硬さの層に立脚するように杭などで補強することが必要となります。

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 その他、河川による侵食でローム層が削られてすぐに礫層が出てくるような場合はケースバイケースの対応が必要です。

  地下室を作る場合の地盤調査方法は、スェーデン式貫入試験とボーリングによる標準貫入試験と地下の値切底の試料を採っての三軸圧縮試験を行います。スェーデン式貫入試験は地下のない建物で一般的に行われていますが、これは敷地の地盤層の変化を見ることが目的です。地下の値切底の三軸圧縮試験は回りが土のある状況での圧縮強度がわかり地下の土の状況がよくわかります。
 スェーデン式貫入試験は敷地中心と四隅の5ポイントで5万円、ボーリング調査は三軸圧縮試験も含めて25万円でお受けしております。
 23区内の役所にある近くのボーリングデーター、公開されているスェーデン式貫入試験結果は無料でご提供できますのでお問い合わせください。

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